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ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」頂の景色(ライブビューイング)感想

感想 演劇 観劇 2.5次元舞台 ライブビューイング

 

DVD以外で初めて2.5次元舞台を観ました!ライブビューイングだけど。

 

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“頂の景色”ライブビューイング@TOHOシネマズ 天神 2016/5/8(日)

  

予想以上にプロジェクションマッピングを駆使していて、見ていて楽しかったです。

 

アニメのOPのような登場人物紹介に始まり、マンガのコマ割りや吹き出し(映像は前撮りで声だけあててるみたい)、試合のポジション紹介、試合中やボールの表現、雨のシーンでの歩いた後にできる水しぶき。

 

キャストが足踏みをする後ろで背景を動かして歩いているように見せたり、狭い舞台を広く感じさせるための工夫が満載でした。

 

擬音の効果音や文字、キャストの決めポーズがいかにもアニメ!マンガ!といった雰囲気を出していて、個人的には好きなポイントでした。

ちょっとジョジョっぽいな~と思ったり。

 

ライブビューイングだとキャストの顔アップが多いのですが、壁や床に映像を映す場面が多かったので、もっと全体も見たかったですね。

 

内容についてですが、1巻~3巻まで原作をなぞりつつも、尺の問題か若干さらっと流している感じです。 

造形に力が入っているわりには青城パートが意外と少なめで(金田一が一番目立っていました)、烏野メンバーに重点を置いた構成でした。

 

ハイキューは少年漫画にしては派手な髪色のキャラが少ないので舞台上での差別化が難しそうだと思っていたのですが、ちゃんと誰が誰かわかりました。

原作より色や髪型を派手にして見分けをつけさせるのではなく、現実にありえそうな髪色(西谷の前髪は色をおさえつつ自然な仕上がりでした。)まで落とし込んできているのが素敵です。

 

試合の形式ですが、ダンスで表現するような形になっています。

狭い舞台上でライトが点滅したりする中、最高の人数が6対6の試合もあり、ものすごい人口密度です。

驚いたのは、試合がほとんどダンスで表現されているためキャストは完全に動きっぱなし。

出番以外でもアンサンブルというか黒子というか、白い合羽を着て舞台を行き来したり日向のジャンプの手助けをし続けるという…。

もちろん、体力があって動ける若いキャストを揃えているんでしょうが、

めまぐるしく変わる照明や投影、効果音にずっと合わせて演技をしているのはすごいの一言です。

 

日向と影山はお互いを補い合う関係であり、二人で一つ、と感じられるような描き方をされていました。

日向と影山が手を取りあうシーンは少年漫画的な天かいで胸が熱くなりました。

個人的には、中学時代の影山が日向に言い放つ「お前は3年間何やってたんだ!?」が環境に恵まれなかった日向に残酷な一言で好きだったのですが、省かれていたのでちょっと残念。

 

西谷・東峰が2幕からの登場なので、簡単に終わってしまうのかな~と思っていましたが、

それぞれに負い目を感じていた西谷・東峰・菅原の三人の葛藤や後悔がちゃんと伝わって、そこからの「スガァーー!!」で満足です。

 

原作を読んでいると展開は駆け足気味に思えましたが、エピソードやキャラクターのセリフは取捨選択が出来ていて、

舞台を見る上では特に違和感もなく分かりやすかったと思います。

  

キャストの演技に関してもだいたいアニメに寄せてきている感じで、観ていてすぐ馴染みました。

 

縁下のキャラ崩壊だけ理解できなかったのですが…。

初演から徐々に役者の素が出てきたのか、それとも最初からかっ飛ばしていたのでしょうか。

 

田中のテンション、澤村のいかにも体育会系の先輩という感じの声の張り方、西谷のスライディングレシーブなどはとても良かったです。

 

西谷、目がぱっちりしていて、原作よりは凛々しい印象が強いです。

スライディングレシーブが本当にものすごく華麗で、ほんとうにノヤッさん…!!という感じでした。(舞台が狭いので、スライディングレシーブには少しひやっとしましたが…)

 

及川の跳躍力がものすごかったのですが、バレー経験者だそうですね。

一人だけ超然とした雰囲気で、ファンサービスにもぬかりなく、「大王様」といった風格でした。

 

国見の喋り方がイメージに合ってたので、もっと金田一たちと喋ってほしかったです。

 

 

 続編も楽しみにしています。